Skip to main content

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」ー 悪性黒色腫用

進行性がんの治療ために
病理検査のできること

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」ー 悪性黒色腫用

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」は、悪性黒色腫患者へのニボルマブおよびイピリムマブ併用での 臨床試験の組み入れに設定された臨床適応において検証された初の診断薬です。1

臨床結果

CHECKMATE-067 試験のデータから、PD-L1 発現率の測定における PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」 の臨床的有用性が示されました。

CHECKMATE-067 試験では、事前に計画した PD-L1 発現率に基づく有効性をレトロスペクティブに解析されました。ニボルマブ単剤療法、イピリムマブ単剤療法、およびニボルマブとイピリムマブ併用療法の 3 つの治療法の PD-L1 サブグループにおいて、全生存期間 (OS) を評価しました。1 以下に結果の要約を示します。

無作為化されたすべての悪性黒色腫患者
におけるPD-L1 発現率および投与群別の
OS の要約 – CHECKMATE-0671

PD-L1
発現率
ニボルマブ
投与群
OS 中央値
(95 % CI)
イピリムマブ
投与群
OS 中央値
(95 % CI)
ハザード比
(95 % CI)a
1 % 未満 23.46 (13.01, NR) 18.56 (13.67, 23.20) 0.80 (0.57, 1.12)
1 % 以上 NR (NR) 22.11 (17.08, 29.67) 0.52 (0.38, 0.71)
PD-L1
発現率
ニボルマブ + イピリムマブ
投与群OS 中央値 (95 % CI)
イピリムマブ投与群
OS 中央値 (95 % CI)
ハザード比
(95 % CI)a
1 % 未満 NR (26.45, NR) 18.56 (13.67, 23.20) 0.60 (0.42, 0.84)
1 % 以上 NR (NR) 22.11 (17.08, 29.67) 0.53 (0.38, 0.74)
PD-L1
発現率
(予備解析)
ニボルマブ + イピリムマブ
投与群OS 中央値 (95 % CI)
ニボルマブ投与群
OS 中央値 (95 % CI)
ハザード比
(95 % CI)a
1 % 未満 NR (26.45, NR) 23.46 (13.01, NR) 0.74 (0.52, 1.06)
1 % 以上 NR (NR) NR (NR) 1.03 (0.72, 1.48)

a. 治療法、PD-L1 発現率、および治療法と PD-L1 発現率の交互作用を共変量とした Cox 比例ハザードモデルに基づく治療有効性のハザード比

略語: CI = 信頼区間、 NR = 未到達、 OS = 全生存期間

予備解析では、腫瘍細胞における PD-L1 発現率が 1 % 未満の悪性黒色腫患者については、ニボルマブとイピリムマブとの併用療法が、ニボルマブ単剤療法と比較してOS が数値的に改善されたことが示されました。

OS に対する、ニボルマブおよびイピリムマブとの併用療法の有効性の程度は、腫瘍細胞に対する PD-L1 発現率に関連している事が示されました。

無作為化した悪性黒色腫を有する全被験者における腫瘍細胞のPD-L1 発現率 – CHECKMATE-067

PD-L1 ニボルマブ
投与群
ニボルマブ
+ イピリムマブ
投与群
イピリムマブ
投与群
合計
定量可能な
検体数*
N=288 N=278 N=277 N=843
PD-L1 発現率
1 %未満
被験者数 117 123 113 353
(%) (40.6) (44.2) (40.8) (41.9)
PD-L1 発現率
1 %以上
被験者数 171 155 164 490
(%) (59.4) (55.8) (59.2) (58.1)

* PD-L1 の定量可能検体数のみで、判定不可 PD-L1 の結果は含まれません。

ベースライン悪性黒色腫標本の由来 – CHECKMATE-067

  • 試験開始前の腫瘍検体は 86 % が悪性黒色腫転移部位から採取
  • 計 945 名の登録患者のうち 843 名 (89 %) の PD-L1 発現について確認

優れた染色性能

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の染色性能は十分に検証され、検査の条件に必要な性能条件を備えていることが実証されています。

検証
パラメータ2
悪性黒色腫での結果
特異性
  • PD-L1 の一次抗体による PD-L2 に対する交差反応性なし
  • 正常組織では、免疫細胞、稀に上皮由来細胞を検出
感度
  • 広いダイナミックレンジ (0 ~ 100 % の陽性腫瘍細胞、0 ~ 3 の染色強度) を、悪性黒色腫のステージ 1~4 の FFPE 検体のうち 104 症例で検証
精度: 同一施設内での再現性
  • 発現率 1 % 以上の全体一致率は 90.0 % 以上
精度: 複数施設間での再現性
  • 発現率 1 % 以上の全体一致率は 88.2 % 以上
  • ANA と APA の両方で、95 % CI の範囲は 83.8 % ~ 97.4 %

ANA = 平均陰性一致率 | APA = 平均陽性一致率 | OA = 全体一致率

製品情報

製品 型番
PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」 SK00521-5J
キットとは別にご用意いただく必要のあるもの:
ダコ Autostainer Link 48 (IHC 自動染色装置) AS48030
ダコ EnVision FLEX 洗浄液 (20 x) K800721-2
ダコ EnVision FLEX ヘマトキシリン (AutostainerLink 用) K800821-2
PT Link PT100/200

参考文献

  1. 臨床試験: CHECKMATE-067, CA209067
  2. 米国 FDA の承認を得るために収集されたデータであり、米国版 PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」添付文書に掲載されています。
  3. PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」添付文書

PD-L1 IHC 28-8
pharmDx「ダコ」

に関する
お問い合わせは

アジレント・テクノロジーまでお問い合わせください。

お問い合わせ先

製品情報

製品の詳細、添付文書、安全性データシート (SDS)

詳しくはこちら

使用目的
について

体外診断用

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」は、抗 PD-L1 ウサギモノクローナル抗体 (Clone 28-8) を用いた免疫組織化学法を原理としたアッセイキットです。ダコ Autostainer Link 48 (IHC 自動染色装置) を使用し、ホルマリン固定パラフィン包埋 (FFPE) 非扁平上皮非小細胞肺癌 (NSCLC)、頭頸部癌及び悪性黒色腫組織中の PD-L1 発現率の測定に使用することを目的としています。PD-L1 発現率は、強度を問わず完全または部分的な細胞膜染色を示す腫瘍細胞の割合により判断します。腫瘍細胞の PD-L1 の発現は、そのがんに特異的な染色結果を判定することにより判断します。

がん組織、細胞中の PD-L1 発現率の測定

  • 非扁平上皮非小細胞肺癌患者及び頭頸部癌患者におけるニボルマブ (遺伝子組み換え) の適切な投与を行うための補助に用いる。
  • PD-L1 発現率は、悪性黒色腫患者におけるニボルマブとイピリムマブの併用療法の適切な投与を行うための補助に用いる。3