Mastocytosis in the bone marrow
肥満細胞トリプターゼ (ダコ Autostainer Link 48 用)
ELISA 法, ウェスタンブロッティング法, 交差免疫電気泳動法により、精製ヒト肥満細胞トリプターゼと反応し、特に肥満細胞の分泌顆粒と結合します。トリプターゼは肥満細胞の分泌顆粒のヘパリンと結合しますが、ELISA 法におけるこの抗体の結合がヘパリンの存在および過ヨウ素酸による処理の影響を受けず、この抗体が認識するエピトープが糖質ではないことを示唆しています。
トリプターゼは 4 量体のセリンプロテアーゼの一種(分子量132kD)で、免疫組織細胞化学染色法では肥満細胞を識別する生物学的なマーカーとなります。完全に定義はされていませんが、トリプターゼが炎症疾患において体液中に増加することは、この酵素が炎症の重要な媒介物質であることが示唆されています。
この抗体は、特異的に気管支, 消化管, 皮膚, 結膜, 脳などのヒト組織中の肥満細胞と反応しますが、末梢血中の好塩基球とは反応しません。組織染色において肥満細胞の標準染色法であるメタクロマジー染色に比較し、この抗体を用いた免疫組織細胞化学染色は再現性が良く、感度の高い染色結果が得られます。
トリプターゼは 4 量体のセリンプロテアーゼの一種(分子量132kD)で、免疫組織細胞化学染色法では肥満細胞を識別する生物学的なマーカーとなります。完全に定義はされていませんが、トリプターゼが炎症疾患において体液中に増加することは、この酵素が炎症の重要な媒介物質であることが示唆されています。
この抗体は、特異的に気管支, 消化管, 皮膚, 結膜, 脳などのヒト組織中の肥満細胞と反応しますが、末梢血中の好塩基球とは反応しません。組織染色において肥満細胞の標準染色法であるメタクロマジー染色に比較し、この抗体を用いた免疫組織細胞化学染色は再現性が良く、感度の高い染色結果が得られます。