CD246、ALK タンパク、p80 (ダコ Omnis 用)
未分化型大細胞性リンパ腫(以下 ALCL)は非ホジキンリンパ腫の中でも全く異なるカテゴリーに入ります。通常 CD30 抗原および EMA が陽性の大型多形性の腫瘍細胞からなっており、若年者の皮下ならびに節外性の発症が多いと考えられています。ALCL の一部で t(2;5) (p23;q35) における染色体転座が認められ、NPM (nucleophosmin) と Anaplastic lymphoma キナーゼ(以下 ALK)受容体チロシンキナーゼの細胞質内部分とのハイブリッド遺伝子が形成されています。
本抗体は、分子量 80kD の NPM-ALK キメラタンパクおよび 200kD の正常ヒト ALK タンパク両方のホルマリン耐性エピトープと反応し、大部分の大細胞性リンパ腫において、NPM-ALK タンパクの存在が明らかとなっています。また最近ある種の大細胞性 B リンパ腫において、野生型の ALK タンパクが発現していることが報告されています。
本抗体は、分子量 80kD の NPM-ALK キメラタンパクおよび 200kD の正常ヒト ALK タンパク両方のホルマリン耐性エピトープと反応し、大部分の大細胞性リンパ腫において、NPM-ALK タンパクの存在が明らかとなっています。また最近ある種の大細胞性 B リンパ腫において、野生型の ALK タンパクが発現していることが報告されています。