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アジレント・テクノロジー、革新的なトリプル四重極質量分析装置を発表

 

 

従来機器の 70 % 縮小したコンパクトサイズで大型機器に匹敵する性能を実現

2017年6月20日

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アジレント・テクノロジー株式会社(社長:合田 豊治、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、「Agilent Ultivo トリプル四重極 LC/MS」を発表します。当社のトリプル四重極液体クロマトグラフィー質量分析装置 (トリプル四重極 LC/MS) ファミリーの最新製品である Ultivo は、お客様のビジネス成果のさらなる向上を目指して設計された革新的なハードウェアとソフトウェアを搭載し、LC/MS に変革をもたらします。

Ultivo は、トリプル四重極 LC/MS システムで定量分析を行う食品および環境分野のルーチン分析向けに最適化されています。堅牢な性能、優れた稼動時間、容易なメンテナンスを実現しつつ、設置面積を従来機器と比べて 70 % 縮小します。そのため、ラボを拡張することなく、分析のスループットを大幅に高められるようになりました。

環境分析ラボであるESC Lab Sciences 社(米国テネシー州ナッシュビル)のジョニー・ミッチェル (Johnny Mitchell) 社長は次のように語っています。
「大きな成長過程にある当社の生産ラボにとって、同じラボスペースに設置できる機器が増加することは重要な意味を持ちます。それができなければ、施設拡大のために莫大な建設費を投じることになっていたでしょう。」

Ultivo はサイズが画期的であるだけでなく、複雑なサンプルマトリックスにおいても再現性と信頼性の高い分析が可能です。イオン透過率の向上により、優れた感度を実現しています。また、改良されたインテリジェントな診断機能により、機器に発生する問題を迅速に突き止めることができます。これにより、ダウンタイムを最小化して、稼動時間を最大化することができます。Ultivo には、真空を破ることなくイオンインジェクタを交換できる VacShield 真空システムも搭載されており、高い耐久性で、メンテナンスを正面から容易に行えます。

アジレントの質量分析部門バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるモンティ・ベネフィール (Monty Benefiel) は次のように語っています。
「アジレントは、お客様の声に積極的に耳を傾け、革新技術ソリューションを継続的に開発することでそのニーズに応えてきました。Ultivo は革新的で『目的に適った』トリプル四重極 LC/MS です。驚くほどコンパクトでありながら、通常であれば大型機器でしか得られない優れた性能を発揮します。お客様からの反響も好評です。Ultivo は現在の、そして今後数年の LC/MS 環境を大きく変えることになるでしょう。」

食品および環境分野はアジレントにとって重要な市場です。Ultivo は Agilent MassHunter ソフトウェアとシームレスに統合され、高度な機器のモニタリング、データ取り込み、分析、レポート作成により、現在規制対象となっている飲料水中の環境汚染物質だけでなく、将来的な新規汚染物質の分析にも対応できます。また、質量分析部分の選択性、感度、精度を最適化することで、堅牢かつ信頼性のある測定結果をもたらし続けます。幅広い汚染物質の特異的な同定と定量が可能で、世界中の食品の安全性確保に役立てることができます。

アジレント・テクノロジーについて

アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、分析ラボ向け技術のグローバルリーダーです。50 年以上にわたる知見と技術革新にもとづき、機器、ソフトウェア、サービス、ソリューション、そして深い知識と経験により、お客様が抱えるきわめて困難な課題にも信頼できる答えをお届けします。2016 年度の売上高は 42 億米ドルでした。従業員は全世界で 13,000 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp


※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

マスコミ関係者の皆様: 技術、地域貢献、役員等に関連する情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/newsjp

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