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<お知らせ>アジレント・テクノロジーの子会社Dako Denmark A/Sと小野薬品工業株式会社が オプジーポ® (一般名:ニボルマブ)のための PD-L1コンパニオン診断薬の開発について提携を発表

 

 

このお知らせは、欧州中央時間2015年2月16日にDako Denmark A/S と小野薬品工業株式会社が発表したニュースリリースを、アジレント・テクノロジー株式会社が和訳・要約したものです。

2015年2月16日

アジレント・テクノロジーズ・インク(CEO:ビル・サリバン、社長兼COO・次期CEO:マイク・マクマレン、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、NYSE:A、日本法人:アジレント・テクノロジー株式会社)の子会社で、がん診断ソリューションの世界的企業であるDako Denmark A/S(ダコ)と小野薬品工業株式会社は、オプジーボの非小細胞肺がん治療におけるPD-L1 コンパニオン診断薬開発について新たに提携しましたので、お知らせします。現在、この診断薬は、オプジーボの治療によって最も効果が出る可能性のある患者さんを予測するための検証試験を実施しています。

肺がんは、世界的に死亡者数が最も多いがん腫であり、毎年150 万人以上の方が肺がんで亡くなっています(*1)。最も効果が出る可能性のある患者さんを特定することにより患者さんにより適切な治療を行うとともに、医療費をより適切に管理するという観点から、コンパニオン診断薬の開発の必要性が増しています。

アジレントの診断・ゲノミクスグループ担当プレジデントであるヤコブ・タイセンは次のように述べています。
「私たちが有望ながん免疫療法薬であるオプジーボのコンパニオン診断薬の開発パートナーとして選ばれたことを喜ばしく思います。本日の発表は、ダコによるコンパニオン診断薬領域における他のいくつかの提携に続くものです」。

小野薬品の代表取締役社長である相良 暁氏は「私たちが、がん領域のコンパニオン診断薬の世界的リーダーであるダコと提携できることを喜ばしく思っており、この提携がオプジーボの価値の最大化に繋がると考えています」と述べています。

本合意に関するファイナンス面の詳細は非公開となっております。

オプジーボ®(ニボルマブ)について
がん細胞は、免疫チェックポイント経路などの「制御」経路を悪用して免疫系から身を隠し、腫瘍が免疫系から攻撃されないようにします。
オプジーボは、活性T 細胞に発現するチェックポイント受容体PD-1(programmed cell death-1)に結合するヒトPD-1 免疫チェックポイント阻害薬です。2014 年7 月に、小野薬品は、根治切除不能な悪性黒色腫患者の治療薬として、日本でオプジーボの製造販売承認を取得したことを発表し、同年9月よりオプジーボの販売を開始しました。オプジーボは世界で初めて承認を取得し発売されたPD-1を標的とする免疫チェックポイント阻害薬です。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と小野薬品の提携について
2011年、ブリストル・マイヤーズスクイブ社は、小野薬品工業と締結した提携契約により、当時、小野薬品工業がすべての権利を保有していた日本、韓国、台湾を除く各国でオプジーボを開発・販売する地域的権利を拡張しました。2014 年7 月、ブリストル・マイヤーズスクイブ社と小野薬品工業は、この戦略的提携契約をさらに拡張し、日本、韓国、台湾のがん患者向けに複数の免疫療法薬を単剤療法および併用療法として共同開発・商業化することに合意しました。

小野薬品について
小野薬品は、日本の大阪市に本社を置き、特定領域における革新的な医薬品の創製に取り組む研究開発型の製薬企業です。糖尿病領域とがん領域に特に注力しています。詳細については、http://www.ono.co.jp/ をご覧ください。

アジレント・テクノロジーとダコについて
アジレント・テクノロジー (NYSE:A) は、ライフサイエンス、診断、応用化学市場のグローバルリーダーで、“Premier Laboratory Partner for a Better World”というビジョンを掲げています。100 か国以上のお客様と取り引きがあり、ラボのワークフロー全般にわたって、装置、ソフトウェア、サービス、消耗品を提供しています。2014 年度の売上高は 40 億米ドルでした。従業員は全世界で 12,000 人となります。ダコは2012年6月21日にアジレントの子会社となりました。デンマークに本社を置くダコは、組織を用いたがん診断においてグローバルリーダーとなっています。ダコの試薬、装置、ソフトウェア、専門知識は世界各国の病院や研究機関で利用されており、正確な診断や、がん患者にとっての最良の治療方針選択に役立っています。

アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp

ダコの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.dako.jp/

1. Ferlay J, Soerjomataram I, Ervik M, Dikshit R, Eser S, Mathers C, Rebelo M, Parkin DM, Forman D, Bray, F. GLOBOCAN 2012 v1.0, Cancer Incidence and Mortality Worldwide: IARC CancerBase No. 11 [Internet]. Lyon, France: International Agency for Research on Cancer; 2013. Available from: globocan.iarc.fr, accessed on 21/November/2014.

 


※このプレスリリース中の「ダコ」は、文脈により、「Dako Denmark A/S」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

マスコミ関係者の皆様: 技術、地域貢献、役員等に関連する情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/newsjp
http://www.dako.jp/index/aboutdako/newsevents/news.htm

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コマーシャルオペレーション 学術・マーケティンググループ 電話:03-5802-7551