お問い合わせ窓口

アジレント・テクノロジー、細胞遺伝学研究を効率化するターゲットエンリッチメント製品OneSeqを発表

 

 

点変異とコピー数変異のゲノムワイドな解析を一度に実現

2015年5月7日

アジレント・テクノロジー株式会社(社長:合田 豊治、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、ゲノムワイドなコピー数変異 (CNV)、ヘテロ接合性の消失 (LOH)、および点変異、InDel(挿入欠失変異)の検出を次世代シーケンサー (NGS) で一度に行えるターゲットエンリッチメント製品「OneSeq(ワンセック)」を発表します。OneSeq は1反応で、コピー数変異、ヘテロ接合性の消失、および点変異、InDelの検出や解析に対応する設計となっており、体質性疾患の研究をはじめとする細胞遺伝学研究に適しています。

新製品「OneSeq」は、業界をリードする当社のターゲットエンリッチメント製品「SureSelect(シュアセレクト)」を基盤にしたもので、特に体質性疾患研究用に開発したカタログ製品「OneSeq SS Constitutional Research キャプチャライブラリ」は体質性疾患研究に従事するラボにおいて、複雑かつ多因子性のデータの収集・解析にかかる時間の削減に役立つものです。

当社のマーケティング担当シニアディレクターであるアレサンドロ・ボルサッティ (Alessandro Borsatti)は次のように語っています。
「OneSeqをご利用いただければ、疾患に関連するターゲット領域の点変異とコピー数変異を同時に研究いただけます。ターゲットエンリッチメントのパイオニアである当社が新たに市場に送り出したこのオール・イン・ワン型NGS分析手法は、単一の解析手法に比べて、より多くの情報を得ることが可能で、研究の効率化につながります。」

ボルサッティは次のように続けています。
「OneSeqは、当社の無償ソフトウェアSureCall(シュアコール)との連携が容易で、コピー数変異、一塩基変異、InDel、ヘテロ接合性の消失のデータ解析を一貫して行うことが可能です。OneSeqとSureCallを併用いただくことで、体質性疾患に関連する複数の種類のDNA変異を、全ゲノムシーケンスやこれに関連するデータ解析方法に比較してより高い費用対効果で、合理的に研究することが可能となります。」

さらに、当社が無償で提供するオンライン・デザイン・アプリケーション「SureDesign(シュアデザイン)」を利用することで、研究ニーズに合わせた遺伝子パネルをCNVバックボーンに追加するなど、ユーザーである研究者自身の手でOneSeqのカスタマイズが可能です。

アジレント・テクノロジーについて

アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、ライフサイエンス、診断、応用化学市場のグローバルリーダーで、“Premier Laboratory Partner for a Better World”というビジョンを掲げています。100か国以上のお客様と取り引きがあり、ラボのワークフロー全般にわたって、装置、ソフトウェア、サービス、消耗品を提供しています。2014年度の売上高は40億米ドルでした。従業員は全世界で12,000人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。

http://www.agilent.co.jp


※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

マスコミ関係者の皆様: 技術、地域貢献、役員等に関連する情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/newsjp

# # #

お客様からのお問い合わせ先:

カストマコンタクトセンタ   電話:0120-477-111