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アジレント・テクノロジー、FTIR によるフタル酸エステルの迅速測定パッケージを発表

 

 

品質や安全性の確保に活躍

2014年1月22日

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 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:合田 豊治、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、フーリエ変換赤外分光光度計 (FTIR) を用いたフタル酸エステルの迅速測定パッケージ「Agilent 4500 ポリマーパッケージ」を発表します。ポリ塩化ビニル (PVC) を含む製品の品質や安全性確保に最適です。

当社のスペクトロスコピー事業担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるフィル・ビンズ (Phil Binns) は次のように語っています。
「ポリマーの同定や、フタル酸エステルなど、使用禁止もしくは使用制限のある化学物質の迅速なスクリーニングに対しては、高い分析ニーズがあります。場所を選ばす迅速に測定できる今回の測定パッケージは高確度での FTIR 分析を実現するもので、ラボと同等品質の分析結果をお届けします。」

 フタル酸エステルは、ポリ塩化ビニルなど、可塑剤として広く用いられています。フタル酸エステルは、発がん性や内分泌かく乱物質としての作用など、健康への影響が指摘されています。そのため、フタル酸エステルの一部には子ども向け玩具または育児用品への使用量制限が設けられており、その使用量は 0.1 % を超えてはならないとされています。 Agilent 4500を使えば、数秒で、ポリマーの化学的組成を非破壊で測定することができます。ポリ塩化ビニルの場合、Agilent 4500 はフタル酸エステル含有量を正確に測定します。当社独自のメソッドにより、様々な充填剤や添加物(カーボンブラックが含まれる)が存在する場合であっても、フタル酸エステルの総含有量を0.1 %レベルで測定することができます。

 今回発表の Agilent 4500 ポリマーパッケージは、バッテリー駆動のFTIRシステム「Agilent 4500」(3回反射 ATR インタフェース搭載)、ポリマーライブラリー、PVC 内のフタル酸エステルの分析に特化した独自のメソッドをパッケージ化したものです。多岐にわたるポリマーに対応したフタル酸エステル測定用のメソッドも、準備ができ次第、今回の測定パッケージに簡単に追加できるようになっています。

 今回発表のAgilent 4500 ポリマーパッケージの詳細は以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.chem.agilent.com/en-US/products-services/Instruments-Systems/Molecular-Spectroscopy/4500-Polymer-ID-Package/Pages/default.aspx

 アプリケーション紹介ビデオ、およびシステムのデモンストレーションビデオは以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.chem.agilent.com/en-US/products-services/Instruments-Systems/Molecular-Spectroscopy/4500-Polymer-ID-Package/Pages/polymer-ID-demo.aspx

アジレント・テクノロジーについて

アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、ライフサイエンス、診断、応用化学市場のグローバルリーダーで、“Premier Laboratory Partner for a Better World”というビジョンを掲げています。100か国以上のお客様と取り引きがあり、ラボのワークフロー全般にわたって、装置、ソフトウェア、サービス、消耗品を提供しています。2014年度の売上高は40億米ドルでした。従業員は全世界で12,000人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。

http://www.agilent.co.jp


※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

マスコミ関係者の皆様: 技術、地域貢献、役員等に関連する情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/newsjp

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