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COVID-19 コロナウイルスに関する当社の対応

2020年3月31日更新

当社ではお客様のサポートが重要課題であり、当社のグローバルチームはCOVID-19ウイルスによる事業中断を避けるために尽力すると同時に、感染拡大防止のためにできることは責任を持って実行しております。当社は、刻一刻と変化する状況を継続的に注視、評価しており、この状況の結果として生じる出荷時期やその他の問題について影響を受けるお客様には、緊密に連絡を取ってまいります。

COVID-19 に対する当社のアプローチ

当社ではあらゆる重要な行動、リスク評価、危機管理手順に対する事業継続計画 (BCP) を統合するEnterprise Risk Management Program (全社リスク管理プログラム)を制定しております。中国での流行が始まった段階でこのプログラムを発動しており、国レベル、部署レベル、全社レベルで検討を進めてきました。当社経営陣は定期的にミーティングを行い、対応策を管理しています。

従業員

当社では従業員、その家族、事業展開する地域社会に対して、安全な環境を提供してまいります。感染リスクを低減し、安全を確保するため、16,000人の従業員には、可能な限り、在宅勤務をするよう要請しています。従業員は自宅から安全かつ快適に業務を行えるようになっています。また、必要に応じて、追加の機器を購入することも認めています。

当社では航空便および鉄道によるすべての海外出張(国・地域をまたぐ出張)を、事業遂行上必須の目的のものに限定しており、事前に役員レベルの承認を要する体制をとっております。感染リスクを低減するとともに、刻々と変化する政府の制限や隔離の規則に従業員が影響を受けないようにする目的です。それでもやむを得ず海外出張の必要がある場合には、綿密な支援を行ってまいります。

当社の人事部門および環境・健康・安全 (EHS) チームは、自己隔離の必要な従業員、具合の悪い従業員、子どもや高齢者のケアのために仕事と生活の調整を必要とする従業員向けに、病気の緩和や休暇制度を含む、詳細な支援プロセスを導入しております。

当社の拠点

在宅では十分に業務を遂行できない従業員もおります。当社の全サイトは営業中であり、従業員保護のため追加的な予防策をとっております。この予防策には、清掃や消毒の強化、来訪者の健康確認やアクセス制限、個人用保護具の準備が含まれます。社内外のイベントは、オンラインでの実施、延期、中止などの措置をとっています。

COVID-19のリスクがある従業員、症状を示す従業員、検査の結果、陽性となった従業員が確認された場合は、念入りな清掃実施のため、当該拠点の全体ないしは一部を一時的に閉鎖する総合的なプランを有しております。

当社の製造拠点では、可能な場合、交代勤務を実施し、感染リスクを低減しております。

当社の製品・サービス

当社には全世界で20を超える製造拠点がございます。3月31日現在、当社の全製造拠点は、通常の生産量となっております。当社では、2次、3次の生産財供給会社を特定し、追加的な流通網を確保することで、潜在的な中断のリスクを最小限に留めようと努めております。

当社の全製造拠点では、サイトの物理的インフラ、サプライチェーン断絶、流通網・配送を含む、BCPを策定済みです。当社が使用するパーツやコンポーネントは、複雑で多様なサプライチェーンから調達しており、戦略的供給会社とは定期的に会合を行い、供給会社のモデルの堅牢性や供給会社自身のBCPを評価しております。供給を確保できるよう、自主的にこれらの計画を実施しております。

当社の製品やパッケージにはCOVID-19を感染させるリスクはないものと信じております。現在のところ、このような方法でCOVID-19が感染するということを示す証拠はありません。アメリカ疾病予防管理センター世界保健機関、およびその他の機関は、COVID-19ウイルスは硬い表面ではあまり長くは生存できないことを確認しています。大気温度で数日から数週間、輸送されることから、ウイルス拡散のリスクは非常に低いと考えられます。

当社のお客様の拠点

設置、サービス、修理のため、お客様を訪問しなければならない従業員もおります。当社は、お客様および従業員のことを考え、訪問を最小限に抑えるべく、可能であれば、バーチャルツールやテクノロジーを活用して、遠隔地からお客様の問題を解決していきます。訪問が必要な場合に備え、当社は従業員が着用するための追加の個人保護具を入手しております。また、従業員は、お客様が実施している追加的な手順に従ってまいります。

当社の全社リスク管理 (ERM) プログラム

ERMプログラムは、重大リスクを特定するためのフレームワークを提供しています。このプログラムは、リスク、そのリスクの管理方法、適切であれば、事業継続計画 (BCP) の改訂・作成の文書において、事業部門や管理部門を支援します。CEOスタッフからなる全社リスク委員会 (Executive Risk Committee) が管掌しています。

ERMプログラムでは、サプライチェーン分断、戦略的供給会社の不在、流通網分断、サイト閉鎖を含む、重大なリスクを特定済みです。BCPはこれらのリスクを最小限に抑え、管理するために存在しており、当社は定期的にBCPの評価・改訂を行っています。当社では、供給確保のため、これらのBCPをうまく、多くの場合は自発的に実行しております。また、当社は刻々と変化するCOVID-19の状況下において、お客様サポートを継続できております。